牧草束解し機 ほぐす君 開発の経緯
ここでは弊社製品ほぐす君開発にご協力頂いた高知県土佐市で農業を営まれている矢野様に、どうして藁束をほぐす機械が必要だったのか、どういった経緯で開発が進んだのか改めて当時の様⼦を伺いたいと思います。
- サンワトレーディング株式会社(以下サンワ)矢野さん、ほぐす君を使っていらしゃいますがどういった作物に使っていますか?
- 矢野さんほぐす君は海外から輸入した藁束をほぐして生姜の植え付けの際に使っています。 私が使っているのはサトウキビの葉を主な原材料とするケイントップという土壌改良材です。
- サンワなぜほぐし機が必要だったのですか?
- 矢野さんこのケイントップは海外から輸入していて輸入の際の運賃を節約するためとても硬く圧縮されているんです。 植え付けの時期にはこの硬く圧縮された塊をほぐすために担当者を⼀人割り付けて手作業で⼀日中その作業を行っていました。また、ケイントップは土壌改良材ですのでサトウキビの葉に窒化石灰が添加されており、手作業では臭気もきつく、作業環境はあまり良いものではありませんでした。
- サンワどういった経緯でサンワトレーディングに辿り着いたのですか?
- 矢野さん毎年春先に生姜の植え付けを行って居ますが、いつも藁たばをほぐす作業が難儀で手間がかかっていました。 ある年に植え付け作業を手伝ってくれている方がサンワトレーディング株式会社を紹介してくれました。彼が以前勤めていた職場の方で製品の開発等に経験のある方とのことでした。
- サンワ開発はどう進んでいきましたか?
- 矢野さん最初にほぐしている現場に来て頂き、ほぐしの手作業を見て頂きました。どういった形状が欲しいかを伝えますと2週間後には試作機を持ってきてくれました。
その後はほぐしの効率、詰まりの防止を踏まえてほぐすロールの大きさ、隙間の幅等を調整しました。 ロールに付いていたツメは最初ボトルをねじ込んだだけだったのですがそれだとうまくほぐせなかったので現在のツメの形状に落ち着きました。 試作3回目には使用できるものになりました。
- サンワほぐす君を使って作業は楽になりましたか?
- 矢野さんこれまでの手作業に比べて全然違いますね、あっという間にほぐしてしまいます。とても楽になりました。
- サンワ本日はお話を頂き、ありがとうございました。
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